UVフレキソによる軟包材印刷への挑戦
国内でも珍しいUVフレキソ印刷機による軟包材への印刷
UVフレキソ印刷の特徴
日本国内の軟包材印刷業界では、まだグラビア印刷が主流です。
しかし、弊社は新時代の軟包材印刷として、環境にやさしく、導入当時は日本では普及していないUVフレキソ印刷に着目し、いち早く導入しました。
弊社が導入したUVフレキソ印刷機はグラビア印刷をはじめ他の印刷方法と比べて次のような特徴があります。
- フレキソ印刷は欧米では軟包装資材の印刷として幅広い分野で活用されています。
- コールドフォイルを使用することにより、インラインで箔転写ができ、部分的な窓開け加工も可能です。パスター加工に比べ納期が短縮できます。
- 技術の進歩によって、細字を精巧に安定して再現でき、高線数で精巧な多色表現が可能となっています。
- 多品種少量生産にも対応でき、小ロット生産でのニーズに応えられます。
- 細かな文字の表現では、グラビア印刷とは異なり綺麗なアウトラインで印刷されるため、エッジのある細かく小さな文字まで鮮明に印刷することが可能です。
- 表面加工が多彩で、フィルムに擬似エンボスやLCホログラムといった特殊加工も施すことができます。
UVフレキソ印刷機(8色機)のご紹介
UVフレキソ印刷の仕組み
フレキソ印刷は柔軟性のある樹脂素材の版の凸部にアニロックスローラーを介してインキを付着し、印刷基材にインキを転写させる凸版印刷方式です。
版に弾力性があり印圧を調整して印刷ができるため、厚紙やダンボールなどの平滑性の悪い紙、布などにもフレキシブルに高い印刷再現性を発揮します。
伸縮性のある薄い素材や変肉のあるフィルムにも印刷が可能で、弊社では早い段階から軟包材の印刷に取り組んでまいりました。
コールドフォイル加工(箔転写)、ラミネート加工(ラミネート用フィルムの貼り合わせ、ホログラムフィルムの密着加工)、擬似エンボス加工等の多種多様な特殊加工をインラインで行うことができ、印刷から加工までの一貫生産ラインとなりますので、トータルコストに反映できます。
UVフレキソ印刷機の特徴
加工バリエーション
UVフレキソ印刷の最大の特徴は、コールドフォイルや擬似エンボスなどの特殊加工(下図)がインラインで可能になったことです。
今までの軟包材印刷に比べ、デザインのバリエーションが大きく広がりました。
高品質
UVフレキソ印刷では、極小・極細文字(2ポイント程度)や複雑なデザインの印刷に対応できます。今まであきらめていたお客様の細かなご要望にお応えすることができます。
エコ
フレキソUVインキは、VOC(揮発性有機化合物)の含有率が極めて低く、人にも環境にもやさしい印刷です。また、フレキソ印刷は他の印刷に比べて、印刷時のロスが少なく、廃棄物の削減にも寄与しています。
UVフレキソ印刷機の印刷工程例
最大8色、コールドフォイル加工にする場合は最大6色の印刷が可能です。

UVフレキソ印刷機のスペック・各種詳細
- 基本スペック
- ライン型8色機(ユニット数10)両面印刷 UV印刷方式
コールドフォイル(箔) - 用紙幅・印刷可能幅
- 150mm〜520mm 表記以上のサイズは要相談
受注可能幅 490mm - 印刷インキ
- UVインキ(紫外線硬化タイプ・無溶剤・低臭インキ)
※紙用・フィルム用・付加価値用各種対応可能
※特殊インキ各種対応可能
ご提案させていただきたいお客様
- 綺麗に文字を印刷されたいお客様
- 品質にこだわりのあるお客様
- 小ロットの印刷をご希望のお客様
- 窓空き加工など納期短縮をご希望のお客様
- 軟包材についてご相談をされたいお客様